鈴木 昂司

“雑談販売”のススメ

 38歳の時、営業・販売経験ゼロから携帯電話の派遣販売員となる。“数をこなせば実績が上がる”との考えから、積極的にアプローチするものの、話しすら聞いてもらえない現実に愕然とする。

 場当たり的な接客を改め、“売れる接客スタイル”のヒントを得る為に競合店に出かけて接客を受けるという方法を取り入れた。又、販売実績の優れた販売員の会話に注意を払い、行動を観察した。その数、家電量販店を始め、百貨店、紳士・婦人ファッション衣料品店、紳士靴店、自動車ディーラー、住宅展示場など100店にも及ぶ。

 この体験を通して、お客さまも喜び、実績も上がる効果的な雑談手法を編み出した。ここでいう雑談とは、お客様の好みや嗜好、こだわりを聞き出すための会話のことです。以来、その手法を積極活用したところ、販売実績が2倍以上に急増。13ヶ月連続で売上1位を記録する。「雑談7割、商品説明3割」という黄金法則を用いて心的距離感を引き下げ一気にクロージングに結びつける「CS雑談販売術」を確立した。

 この「CS雑談販売術」は販売経験もなく特別なノウハウも持っていなかった私自身の試行錯誤から編み出された手法です。
この手法は販売員個人に帰属する「センス」、「テクニック」ではなく、消費者の購買行動理論に着目し、実践に実践を重ね、「理論」を“使える”ものとしたものです。
ともすれば、販売という職種は販売員個人のスキルに依存しがちになります。その結果、優秀な販売スタッフの離職による“痛手”を被ったり、ノウハウの社内蓄積が困難になります。このような課題を克服する為のノウハウを「理論+実践」によって、販売員個人のスキルに依存しな“仕組み”として作り上げました。

この「CS雑談販売術」は、

  1. 企業においては、売上アップ、仕事のヤリガイによる離職率の低下
  2. 販売スタッフにおいては、売る楽しさによるモチベーションアップ
  3. お客様においては、「お気に入りのお店」としてのリピート化

などの効果があります。現在、“雑談が商売繁盛を引き寄せる”をモットーに“雑談”を用いて小売・サービス店を繁盛店にする“雑談接客仕組みづくりコンサルタント”として活躍。雑談接客によって売れる仕組みを定着させる独自プログラムによって売上アップを実現させており、拘ったお店を100%の確率で売上アップに導いている。
現有販売スタッフ、戦力で、社員が楽しみながら売上をあげられるので、是非、導入をお薦めします。

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